2015-01-19

書海社の楷書課題


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ご無沙汰しております。

ご無沙汰しております。猿聲です。
相変わらず素晴らしい作品に敬服しながら拝見しております。

つかぬ事をお伺い致しますが、どなたの作品においても良いのですが、条幅、草書二行書作品において署名、白文が無く、朱文のみの作品というものを見られた事はありますか?

実はネットオークションで手に入れた芳翠先生の条幅作品が
あります。署名が無いためか他に誰も入札する人もなく、最低
価格で落札したのですが・・・・
最初は確信が持てなかったのですが、『芳翠墨華帖』という
芳翠先生の遺作作品集の中に記載されている印影の中に同じ物がありました。
文字は『芳翠法書』という朱文です。作者は・・・・

岡村梅垞(バイダ)という大正印社同人、毎日書道展審査員
日本書道芸術院理事、蒸苔社主宰(1900~1985)

という事が調べて分かりました。
署名はなくとも、落款が一致しているので、芳翠先生のもの
である事は確かだと思いますが、本の印影の中に同じ作者の白文や、引首分の印影が見当たりません。他の落款作者は、朱文
白文、引首文が複数存在するのに、この岡村梅垞に関しては
印影として紹介されているのも、この朱文だけなのです。

また、この『芳翠法書』という引文の意味も気になります。
誰かの為に手本として書いたものなのか?それで署名、白文
がないのか?謎は深まるばかりです。

ご回答

猿聲さま

ご無沙汰です。
いつも、ブログを見ていただき、ありがとうございます。

芳翠先生の作品を入手されたようでおめでとうございます。
さて、お問い合わせの件ですが、浅学の私には即答できなかったので、私の師、望月鶴川先生にお尋ねしました。

法書ということは、手本の書と解釈します。
(実物を見ていないので何とも言えませんが)
その書も篆刻も本物として考えて

> 岡村梅?(バイダ)という大正印社同人、毎日書道展審査員
> 日本書道芸術院理事、蒸苔社主宰(1900~1985)

落款がない、白文が捺していない理由は下記が考えられます。
●落款がないことは自身(芳翠)の書として公に発表しない。
●白文がないことは、白文は姓名印で今の時代は主文のみという事もありますが芳翠先生の時代、まして芳翠先生は格式を重んじた
書を書いていたので、落款にも格式(古来の落款の書式)を重んじて、姓名印の白文を捺すことは責任に繋がり、特に賛のような場合の書には、白文のみを捺していたのもあったと思います。

「芳翠法書」だけが捺してあるのは手本用として書き、展覧会などに
公表する場に出すことはなく、あくまでも手本用に書いただけです。
という意味かと思います。

多分当時の弟子さんの中でも先生の高弟にあたる人に
お手本として書いたものと思います。

これは
「手本」と書くことも考えられずと言って半紙を半分に切った手本でもないので。
(普通条幅のお手本はそうして書くのが多いです。条幅にお手本として書くのは自分が出すのと同じ位大変なので、大部分の先生方はそうしてると思います。あとは自分が練習したもので余ったものを渡すのが普通です。実際に条幅で手本を書くという事はほとんど聞いたことがありません)

どちらにしても、これは手本であり、自身の公に出すものではない事を意味し「芳翠法書」として生徒さんにお渡ししたものと思います。

そうだとすれば落款、白文印は捺さないのが当然のことで、
もちろん印首印も当然捺すわけないです。
お手本用だけですよ、と言う事だと思います。

できたら、佐藤東苑先生にもお聴きになられてはいかがでしょうか。

神左

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Re: No title

> 早速の御回答ありがとうございます。

どういたしまして。

>
> 望月鶴川先生まで患わせて仕舞いまして、誠に申し訳ありませんでした。
> 土曜日に東苑先生のところに行くのですが、まだ自分の昇段
> 試験の楷書がOKを貰えていないので、そちらが落ち着きましたらおみせして見ようと思っております。

 そうでしたか。

> 古い物ではありますが、以前の持ち主の方はきちんと表装して
> いらしたのだと思います。床の間にかけても十分見応えあり、
> いつまでも眺めていられます。
> やはり、本物でないと、その墨の色合い等わからないものですね。今回のは以外と墨が薄く、青墨に近い色でした。

 twitterで、作品を拝見しました。
 やはり、芳翠先生の作品は、とても素晴らしいですね。
 最初、行間が少し狭いので、もしかしたらとは思いましたが、筆跡は確かに芳翠先生でしか
書けないんだろうなあと感じました。(失礼ながら)


>
> ここだけの話ですが、ヤフーオークションでは、かなり芳翠
> 先生の作品出回っております。
> それもとても珍しいもの(例えば青淵詩存)であったり、尺五
> の書軸や横額も出回っております。

 検索してみました。
 中には、相当傷んでいるものがありますね。
 しかし、こんな安値では、情けない気もします。

> これは頂いたご本人というより、その方が鬼籍に入るなどして
> 処分されているのではないかと思うと寂しい限りです。
> ある骨董商のHPには堂々と、松本芳翠の書軸高く買います。
> なんて宣伝しているものもありました。
> 投機的な観点から芳翠先生の作品を所有するのではなく、本当
> に芳翠先生の書を愛する人に所有して頂きたいものです。

 まさしくおっしゃる通りですね。

Re: 芳翠先生書軸

写真をありがとうございました。



> 手に入れた書軸と落款ツイートして
> 見ました。
> よかったら見てみてください。

Re: No title

> 本日、昇段試験の課題を無事提出。

ご苦労様でした。
昇段、期待しております。
私は、まだ完成せずに悶々としております (@_@;)」


> 早速、東苑先生に写メで書軸をおみせしたところ、やはり
> お手本との事でした。

 東苑先生の評定も同じでしたか。
 良かったです。

>
> 中には、H.K先生など芳翠先生から頂いたお手本の写真集
> を作成、その本も見せて頂きました。
> ただ、例の落款が捺されているものは見当たりませんでした
> ので、やはり、かなり古いお弟子さんへ書かれたものではないか?との事でした。

なるほど、いずれにしても、あの落款も素晴らしいものですね。
大切になさってください。

神左
プロフィール

神左(シンザ)

Author:神左(シンザ)
● 1950年6月13日生まれ、現在66歳。
● 2010年6月末で会社生活を卒業しました。趣味の世界にどっぷりと漬かりたいのですが・・・。
● 趣味多きオヤジです。
● 50歳から10年を目処に、3つ以上の趣味を本格的レベルまでに達しようとやってきました。
● まず、書道。これまで個展を3回、書の師である望月鶴川先生門下生による、鶴川流花押展を8回行いました。大東文化大学書道研究所の専門部教授の免許を取得。日本で最大で一番の歴史ある書海社は、2017年に師範となりました。
● 次にゴルフ。
 35歳で始めたゴルフ、50歳でシングル入り。54歳から3年連続して、全日本実業団ゴルフ選手権に出場しました。(団体戦ですが、惜しくも予選通過ならず)
● それから写真。
 まだ日が浅いですが、4年前にデジタル一眼レフを買ってから本格的に。花押展の作品には、自分で撮った写真を使いました。写真そのものよりも、花押などとのコラボで新境地を求めてます。
● カラオケ、合唱。
 大学時代に混声合唱のテノールパートリーダーを経験しその後は専らカラオケで演歌一筋。五木ひろしや美空ひばりのレパートリーが得意です。2009年6月にマトゥーリ男声合唱団に入団して、声を鍛えなおし、幅広いレパートリーに挑戦中。。
現在、八ヶ岳音楽祭のメンバーで、新しく、JAOという男声合唱アンサンブル(7名)で活動中。2017年9月9日(土)に、谷桜酒造のコミュニティーホールで初のコンサートを開催すべく準備中です。


● 2015年秋から水彩画を習い始めました。

これまで風景画と静物画を中心に練習しております。
グループ詩季彩点展に今年(4月)に出品しました。
良いのが書けたら時々、アップしますのでご批判くだされば幸いです。
 

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